滞在しているADHITYA(アーディティヤ)の一番の特徴は、スリランカ伝統医療(ヘラウェダカマ)の脈診でアーユルヴェーダの治療方針を決定することにあります。
アーユルヴェーダでは、体質診断(風・火・水)の問診表を基に(長い)問診が始まることが一般的ですが、ADHITYAはそのような問診はなく、ヘラウェダカマの脈診と現在の健康状態や手術歴、飲み薬を確認します。
また、ADHITYAの脈診術では食事直後でも問題なく、診察ができるのは、アーユルヴェーダを学んでいる私にとっても興味深いものです。
特にロクドクターは、バイパスDrとしてスリランカでは幅広く知られる著名な人物です。
3ドーシャ(Vata・Pitta・Kapa)以外のビクリティ(アンバランスな体質)にヴァータラクタ、ピッタラクタなどの診断を出されることも今回のゲスト様ではありました。 ◎例えば、ヴァータラクタの場合は、ヴァータドーシャの不均等がラクタダートゥ(血液組織)に影響を与える疾患のことだとアーユルヴェーダでは言及しています。
わたしが主催するアーユルヴェーダリトリートツアーでは、日本帰国後にお飲みいただける処方箋の選定と大病の疑いがないかをロクドクターに脈診チェックして頂いております。
ご子息のカスン先生とロクドクターのお二人に短い滞在期間にもかかわらず、脈診を受けることができるのは、当ツアーだけの特権です。
更にカスン先生には、スリランカ渡航前にオンラインのコンサルテーションを行って頂き、現在のお身体の状態とゲスト様の改善要望をお伺いします。
ほとんどのゲスト様は、複数の問題を抱えていることが多く、改善点のご要望は多岐にわたります。
現在のリトリートでは、ADHITYAには5日間の滞在です。この短期間でも優先して治療を行った方が良いものを脈診後の判断によって、提案していきます。
そして5日間の滞在でも必要に応じて脳のデトックスと言われるシロダーラのトリートメントすることはあります。
反対にどんなに強いご要望があっても現在の体の状態がシロダーラ行うことで悪化させてしまう場合は、行なう許可は出しません。
また、これは私にも言えることですが、インターネットの情報や本、いろんなところでの学びで、偏った情報の固定概念をゲスト様もお持ちです。それに日本とスリランカの文化の違いもありますね。
カスン先生は誠心誠意、ゲスト様の声に耳を傾けて間違っている概念は丁寧に説明し、ゲスト様に安心感を与えてくれ、思考のブロックを開放してくれます。
後に、同時期に滞在してスリランカ人の患者さんになぜ、ここのアーユルヴェーダ施設に滞在を決めたのですか?と質問したことがあります。
そこでとても印象的だったのは、 ADHITYAのDrは、とても親切で私の話をしっかり聞いてくれるからよ。
他の施設のDrは本当に怖くてとても話ずらいの。治療も一方的でいやになっちゃった。
私が、数年前に初めてお会いした時のお二人のDrの印象と同じでした。
こんなにも親切でフレンドリーなアーユルヴェーダDrがいるんだ!!
しかも、日本に対してもとても好意的。
世界中の患者さんをヘラウェダカマとアーユルヴェーダで癒していきたいというADHITYAの方針は本物でした。
アヌラーダプラのADHITYAにいらして頂ければお分かりになりますが、このお二人のDrの診察と治療を受けにスリランカ全土から患者さんが集まってきます。
もちろん、患者さんだけではなく、この施設で働く100名近くのスタッフに対しても愛を持って一緒に運営しているため、何年たっても複数の女医さん、セラピスト、スタッフがやめることなく、私たちゲストを最高のサービスで、もてなしてくれていつも感動しています。
どこまで行っても有益で愛が循環している場所に身を置くことで、真の癒しを感じる事が出来るでしょう。
ぜひ、スリランカへいらした際には滞在してほしいアーユルヴェーダ施設です。
そして今年(2024年)11月にはリトリートツアーを計画中です。
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